バリエーションが豊富で、お弁当おかずにも様々なシーンでも大活躍する鶏肉。今回はその鶏肉の栄養素から買うときのポイントや保存方法まで「鶏肉のいろは」をご紹介します。賢く取り入れて、お弁当作りに役立てていきましょう。

鶏肉の栄養素
鶏肉は、お肉の中でも安価で入手しやすく使い勝手の良いものですね。育ち盛りの中高生にとっても、欠かせない栄養素が豊富に含まれています。
1、身体をつくり免疫を高める良質なたんぱく質が豊富
2、ホルモンの生成に関わるトリプトファン(必須アミノ酸のひとつ)を含む
3、エネルギーになるビタミンB群や鉄分をバランスよく含んでいる
鶏ムネ肉と鶏モモ肉の違い
鶏ムネ肉

脂肪分が少なく淡白な味が特徴です。あっさりとして低カロリーですが、乾燥しやすいので下ごしらえがポイントです。片栗粉や小麦粉などをつけて調理すると、パサつきを防ぐことができます。クセがないので濃い味付けとよく合い、炒め物、煮物、サラダ、蒸し物などに多く使われます。
鶏モモ肉

嚙みごたえがあり、鶏ムネ肉に比べて脂肪分が多く鶏肉特有ののコクと旨味が味わえます。鶏肉の中では一般的によく使われ、いろんな調理ができる万能素材です。鶏の風味を出したい料理やジューシーさを味わう料理に多く使われます。鍋、鶏団子、筑前煮、照り焼きチキン、から揚げなど。
鶏肉を買うときのポイント
鶏肉は傷みやすいので、新鮮な鶏肉を選ぶコツを覚えましょう。

1、肉はきれいなピンク色、皮は黄色を選ぼう
肉は赤色や白すぎるものは鮮度が落ちています。きれいなピンク色のものを選びましょう。また、皮が白くなっているのは鮮度が落ちているものなので、黄色いものを選んでください。
2、肉にハリがあり、皮のブツブツがハッキリしているもの
皮の部分に注目です。皮の表面にブツブツ(凹凸)がありますが、鮮度が落ちると凹凸が無くなっていきます。ブツブツがハッキリしたものを選びましょう。
3、水分(ドリップ)の無いもの
白いトレイの中のシートが赤くなっているものは、鶏肉から水分がたくさん出ているものです。シートをよく見て購入しましょう。
買ってきたらすぐに下味を付けて冷凍保存をしよう
鶏肉は鮮度が命です。お弁当は朝作りますから、買ってきたらすぐに下味を付けて冷凍保存するのがおすすめです。

1、カットして下味を付ける
調理する大きさにカットして下味を付けてしまいましょう。醤油やみりんなど調味料の下味を付けて冷凍保存をすると、下味がお肉の乾燥を防いでくれます。しっかりと下味が付き、朝のお弁当作りに調理するのも楽になります。
2、空気をしっかり抜いて冷凍保存する
冷凍保存に使うのは、チャックの付いた食品保存袋なども良いですが、ポリ袋でも構いません。
冷凍庫へ入れるときに「鶏のから揚げ用」「鶏の照り焼き用」など、保存袋や紙に書いて貼っておくと、使うときにわかりやすいですね。
3、前の晩に冷蔵庫に移しておこう
冷凍庫から冷蔵庫へ移して、自然解凍させて使いましょう。

身近な素材の鶏肉についてのあれこれでしたが、改めて知ると毎日のお弁当作りにもグッと差が出てきますよね。鶏肉特有の美味しさがぎゅっと詰まったお弁当作りにぜひお役立てください。
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